導入事例制作の流れ。企画から公開までの進め方

更新日: | 監修:導入事例制作サービス ビズログ

制作プロセスの全体像

導入事例の制作では、企画、取材依頼、質問案、取材、原稿、確認、デザイン、公開を順に進めます。必要な期間は、取材先の日程や承認の経路でも変わります。執筆の日数だけで納期を決めず、相手の確認を含めた予定を組みます。

制作会社へ依頼する場合も、自社側の担当と判断する人は必要です。各工程で何を決め、何が揃えば次へ進めるかを見ていきます。

企画、取材、原稿、デザイン、確認、公開の制作工程
企画、取材、原稿、デザイン、確認、公開の制作工程
目次
  1. 制作プロセスの全体像
  2. 制作前に整理しておくこと
  3. 導入事例制作でつまずきやすい点
  4. 確認が遅れたとき、どこを調整するか
1

企画・対象企業の選定

どの顧客を取り上げるかを決めます。業種・規模・活用シーンが自社のターゲット層に近い企業を選ぶと、読者の共感を得やすくなります。また、担当者が取材に前向きで、具体的な数値や感想を話せる方がいるかどうかも重要な選定基準です。

2

取材依頼・掲載許諾の取得

取材対象企業に、聞きたい内容、所要時間、掲載する媒体、公開前の確認方法を伝えます。協力への返事と、社名・写真・数値などの掲載範囲は分けて確かめます。広報などの確認が必要かも、窓口へ相談します。

3

質問案の作成

取材で何を引き出すかを事前に設計します。「導入前の課題」「選定理由」「導入後の変化・効果」という基本構成に加え、製品・サービスの特長を自然に盛り込める質問を準備します。回答の方向性を誘導しすぎず、取材対象者の言葉を引き出せる設問にします。

4

取材・インタビュー

対面またはオンラインで取材を実施します。取材対象者が話しやすい空気を作り、録音・録画の許可を得た上で進めると、後の原稿作成もしやすくなります。予定していなかった良い発言が出ることも多いため、質問に縛られすぎず会話の流れも見ます。

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原稿作成

取材内容をもとに、読者の疑問に沿う順番へ構成します。専門用語は読者の知識に合わせて補足し、技術的な意味を保ちます。出来事は地の文でつなぎ、判断や実感はコメントで伝えるなど、同じ説明を繰り返さない原稿に整えます。

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取材先による確認・修正

完成した原稿を取材対象企業に送り、内容の確認を依頼します。事実誤認の修正はもちろん、表現のニュアンスや数値の公開可否についても確認が必要です。修正が複数回発生する前提で、スケジュールには余裕を持たせます。

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デザイン・レイアウト

原稿が確定したら、デザインに落とし込みます。Web掲載用・PDF配布用など、用途に合わせてフォーマットを決めます。写真や図表を入れると、読者が内容をつかみやすくなります。

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公開・活用

Webサイトに掲載し、営業資料・展示会・メルマガなど複数の場面で使います。公開後は閲覧数や問い合わせへの影響を確認し、反応のよい事例の特徴を次の企画に活かします。

外注できる工程は、サービスと契約により異なります。取材先との窓口、製品の確認、修正の取りまとめ、最終承認を誰が担うかまで決めます。外注と自社制作の分担で具体例を確認できます。

制作前に整理しておくこと

導入事例制作をスムーズに進めるには、取材前の準備が欠かせません。取材先が決まってから慌てて目的や公開形式を決めると、質問内容が浅くなったり、確認段階で大きな修正が発生したりします。

まず、今回の事例を誰に読んでほしいのかを明確にします。新規顧客に安心してもらうための事例なのか、特定業種への提案に使う事例なのか、既存顧客への追加提案に使う事例なのかで、取材で聞くべき内容が変わります。

導入事例制作でつまずきやすい点

たとえば、公開希望日から6週間を置く計画なら、次のように確認の工程を分けられます。これは進行例で、制作期間を一律に示すものではありません。顧客の承認に必要な時間を聞いてから調整します。

計画の例進めること次へ進む条件
1週目企画、候補選定、協力の打診主題と依頼の窓口が決まる
2週目掲載条件、参加者、質問案の確認話せる範囲と当日の役割が揃う
3週目取材、不足資料の整理根拠と追加確認の対象が分かる
4週目原稿、発注側の事実確認製品情報と企画のずれを修正する
5週目顧客の原稿確認と修正発言・数値・公開範囲を確認する
6週目レイアウト、最終承認、公開本文・タイトル・画像が承認される

よくある失敗は、製品説明が中心になりすぎて、顧客の体験が薄くなることです。導入事例で読まれるのは、機能の説明よりも「なぜ選ばれたのか」「使ってみて何が変わったのか」という具体的な話です。

もうひとつ多いのは、取材先への確認に思った以上の時間がかかるケースです。担当者本人の確認だけで済まず、広報、法務、上長の確認が入ることもあります。特に実名掲載や数値掲載がある場合は、余裕を持ったスケジュールを組んでおくほうが安全です。

取材ディレクターとして見ると

段取りで一番差が出るのは、質問案を送る前の社内整理です。営業担当者が「このお客様は良い話をしてくれるはず」と言っていても、いざ聞くと成果の数値が出せなかったり、公開できる範囲が狭かったりします。

取材依頼の前には、「公開できる話」と「社内だけで使う話」を分けておきます。ここを曖昧にすると、原稿確認の段階で一気に言葉が弱くなります。

確認が遅れたとき、どこを調整するか

公開が迫ったからといって、未確認の数値や発言を先に載せないようにします。確認の必要な箇所、対応できる窓口、返事の見込みを整理し、公開日を変えるか、対象の情報を外しても記事が成立するかを相談します。

たとえば成果数値が未確定でも、運用の変化を中心にした記事として成立する場合があります。一方、数値が主題のタイトルで企画していたなら、数値だけを消すと話が通らなくなります。見出しや構成の修正も含めて判断します。進行表を守るために、記事の意味を曖昧にしないことが前提です。

外部への依頼を検討している方は、導入事例制作のサービス内容をご覧ください。